続・ユビキタスの街角

ユビキタスの街角(http://tmasui.blogspot.jp/)から引っ越してきました

高校生の頃は電子工作ばかりやっていた。
高校のとき作ったもの
  • 8008マイクロコンピュータ (部活での共作)
  • 64×64 4階調ディスプレイ装置 (NTSCインターレース)
  • 数字プリンタ (レジ用のプリンタを8008マイコンで制御)
  • 紙テープリーダ (CDSを並べたもの)
  • アナログミュージックシンセサイザ (トランジスタベースのVCO, VCF, その他)
  • 何故かデジタル時計にもなる周波数カウンタ
高校のとき回路を書いたが作ってないもの
  • 完全デジタルシンセサイザ (ボードを挿すと音源を増やせる)
  • ブロックくずし
大学学部生のとき作ったもの
  • 6809マイクロコンピュータ
  • NTSCビデオキャプチャ装置 (ビデオカメラをマイクロコンピュータに同期させる)
  • 感熱プリンタ
  • スペースインベーダのパチもの (6809マイコン+ビデオのハードにインベーダを実装)
  • 簡易オルガン
  • 舞台用調光装置 (某学生劇団に納入)
  • 音程チューナ
  • ワウ (エフェクタ)
高校の頃は受験勉強してたはずなのに妙にいろいろ作ってたのが今から考えると不思議である。 当時はキーボードすら無かったのでプログラムはすべてスイッチ入力していた。 (0000...0000 のアドレスに11000101を書き、0000....0001のアドレスに01100011を書き、...といった具合。) ディスプレイ装置は1977年ごろ「I/O」という雑誌に掲載してもらって原稿料をいただいたことがあるのであった。

ここ何十年もソフトばかりさわっているのだが、 最近はワンボードマイコンが再流行していたりするし、 Moog先生のような工房でハード工作を楽しみたい気もする。

作曲家という仕事という記事を読んで、こんなことを考えてしまった。
♪そんな中でいまだに変なユーザインタフェース研究が生き残っているというのは、どうなっているんでしょうか?

これは、皮肉と言うしかないんですが、ユーザインタフェース業界では、ユーザが使ってくれる、実際にビジネスしてる人が支持してくれる、というシステムを作ってもどうしようもないことになってしまった。

つまり「システムの有用性」だけで生き残るのは不可能であると言うことになってしまったんです。では、どうするか?と言うと、互助会的な(むかしのフリーメーソンみたいな)組織を作って、架空の「権威」を作るしかない。ユーザインタフェース研究教を信じる秘密結社みたいなものですね。

まず、「使えないから流行らない」というのを逆手にとって、「使えないのではない。高度なので専門家にしか分からないのだ」という詭弁を繰り出す。そして、「一般の人には無理でしょうから、ユーザインタフェースの専門家が審査し評価します」という閉じられた世界を作ってしまい、その中で「学会」や「賞」をお互いにやり取りするわけです。それによって、ユーザインタフェース研究教に入信していれば、その世界で生きられるという構造を生み出したわけですね。

こないだ入った新しいビルのトイレにはこういうボタンがあった。

大きくてわかりやすいのは確かだが、どうしても「便器洗浄」と言いたいのだろうか。

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