南極探検のアーネスト・シャクルトンといえば、何年も氷に閉じ込められてペンギンを食べながら乗組員全員を生還させたという驚異の人である。冒険記を読んだときは驚愕したもので、その後私が山や海やで大変な目にあったときも「シャクルトンはもっと大変だったんだし!」と思って頑張ることができたのであった。(もちろんレベルは全然違うのだけど)

それにしても毎日ペンギンばかり食べて生きていけるものなのか不思議だったのだが、イギリス人のシャクルトン達にとっては実はペンギンは普通に御馳走だったのかもしれないという気がしてきた。日本人だったら食事的に発狂してたのではなかろうか? 食べ物にこだわらないイギリス人の特性のために生き残れたのかも??

ちなみに英国ではシャクルトンは冒険家というよりも優れたリーダーとして高く評価されているようで、「シャクルトンに学ぶ経営手腕」みたいなビジネス書が沢山売られている。戦国武将みたいな扱いなのかもしれない。