続・ユビキタスの街角

ユビキタスの街角(http://tmasui.blogspot.jp/)から引っ越してきました

ついカッとなって新しいスマホをポチってしまった。 「ブラウザ上のクリック操作によってネット上で何かを購入する」ことを最近は「ポチる」と言うわけだが、 ネット上での衝動買い行動を短く表現する見事な言葉だと思う。 「Google日本語入力」でも「ことえり」でも普通に変換できるようなので、 完全に市民権を得ているのだろう。

「ポチ」のような擬音語が動詞になるのは珍しいが、名詞に「する」をつけて動詞化するのはごく普通である。 実際、動きを含まない名詞であっても「する」をつければ何でも動詞化できるのだが、 受け入れられるかどうかは慣れに依存する。 昔は「お茶する」のような表現は無かったと思うが、 このような表現を使う人間が増えると普通の動詞のように感じられてくるものである。 若者の間では「LINEする」のような表現が普通に使われているのかもしれない。

というわけで、 「パソコン画面の一部を選択して画像ファイルとしてWebにアップロードする」ことは今後 「ギャゾる」と表現していただきたい。

良いアイデアを思いついたので、 さっさと実装して論文書こう! と思ったのだが、 今(2013/10)から実装して/実験して/論文書いて/首尾よく採択されて/発表するとなるとスケジュールは以下のようになりそうである。
  • 2013/10 実装開始
  • 2013/11 実装完了/評価実験開始
  • 2014/9 CHI論文投稿
  • 2014/12 CHI論文採択
  • 2015/5 CHI論文発表
つまり19ヶ月かかってやっと論文発表が可能になる。 これはいくらなんでも遅すぎるだろう。

同じものを実装してすぐにWebで公開したとすると、 以下のように話が進む可能性がある。

  • 2013/10 実装開始
  • 2013/11 公開開始
  • 2014/1 人気爆発
  • 2014/2 会社設立
  • 2014/4 エンジェル資金調達
  • 2014/6 VC資金調達
  • 2014/12 業績不振で終了orz
まぁ普通はこれほど高速に話は進まないだろうがスピード感が違いすぎるのは確かである。 年に一度コンファレンスを開く学会で発表される論文は、 発表されたころには時代遅れになっている可能性が高い。 学会にスピード感を持たせるにはどうすれば良いのだろうか?

日本の書店では本を買ったときカバーをつけてもらう人が多いようだが、 これは激しく無駄ではなかろうか。 紙がもったいないし、カバーをかける人件費がもったいないし、客としてはレジの清算に余計な時間がかかるのが嫌である。 私は買った本にカバーなどつけてもらわないし、袋をもらわないで持ち帰ることも多い。

書店カバーをつけたまま本棚に本を並べてる人はあまり見たことがないところをみると、 自宅ではカバーをはずして読んでる人が多いのだろうし、 Amazonで買った本にいちいち自分でカバーをつけてる人は少ないだろう。 何故カバーをつけてもらうのだろう?

電車の中などで読んでる本を知られたくないというのであれば人前で読まなければ良いし、 どうしても読みたいなら自前のカバーを持ち歩けばいいだろう。 他にも理由があるのかもしれないが、 すべての客に対してすべての本にカバーをかけて売るというのは無意味な過剰サービスであろう。 本にカバーをつけてくれる書店というものは欧米でも中国でも東南アジアでも見たことがないから、 これは恐らく日本の風習なのだろうが、 無意味な過剰サービスはやめてもらいたいものである。

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