三角関数なんか勉強してもしょうがないみたいな発言が問題になったことがあったが、 では何故学ぶ必要があるのか人に聞いてみても明確に答えてもらえることが少ない。 三角関数をよく使う人は「なんとなくいろいろ便利じゃない?」ぐらいに思ってるようだし、 ふだん使わない人は 高校で「加法定理」みたいなものを覚えさせられたために 面倒な割に不要なものだと印象づけられている気がする。

私の理解では、三角関数が重要なのは 振動や回転の理解や計算に必要 だからである。

  • 世の中に振動するものや回転するものは無限にある。
  • 力を加えたら反発するような性質をもつものは沢山あるが、 そこでは必ず振動や波が発生する。 実際、音も光も電気も振子も何でも波であり、三角関数で計算できる。
  • 「幅1mのドアを半分開けたら何センチ飛び出すか」のような簡単なものから 3次元コンピュータグラフィクスのような複雑なものまで、 回転するものが関係するあらゆる計算に三角関数が必要である。
こういう了解があれば、 高校生が三角関数の基礎ぐらい知っておくべきだということに 疑問は無いと思うのだがどうだろう? (もっと説得力ある説明あれば教えて下さい)

(追記 2015/11/8) 以下のアニメgifはWikipediaのものです