あるファイルが自分にとって重要かどうかを判定できれば便利である。 パソコンには沢山のファイルが格納されているが、これらは
  1. バックアップの必要が全く無いもの (システムファイル、spamメールなど)
  2. 真剣にバックアップする必要が無いもの (他人に貰ったファイル、mp3ファイルなど)
  3. 確実にバックアップしておきたいもの (自分が作成したファイルなど)
のように分類することができ、 3. のカテゴリのファイルだけは確実にバックアップしておきたいはずである。

パソコンのファイルシステムには ファイルの作成日時やファイルサイズのような属性は格納されているが、 「どれぐらい重要か」とか「どれぐらい頻繁に更新されているか」といった情報は格納されていない。 ファイルのアクセス履歴やファイルの共有状況を調べることによってファイルの重要度を知ることができれば、 ファイルのサイズと同じぐらい有用な属性として利用できるだろう。

ファイルの共有状況を知ることができれば、 ファイルの独自性を知ることができるだろう。 OSのシステムファイルは沢山の人に共有されているから1. のカテゴリになるし、 誰もが使うサンプルテキストのようなものも同様である。 世界にひとつしか無いファイルは重要である可能性が高いが、 ログファイルなどの場合は世界にひとつしかなくても重要とは限らない。 ファイルの共有状況とファイルの属性をあわせて判定する必要はあるだろう。

といったことを勘案してファイル重要度を計算して利用するシステムを作成中である。